ガバナーエレクト メッセージ 2022-2023年度

宮崎ロータリークラブ

池ノ上 克

宮崎ロータリークラブの池ノ上 克です。平成8年に入会し、現在は国際ロータリー第2730地区のガバナーエレクトとして、色々な研修会やセミナーに出席してロータリーを学んでいます。
ポール ハリスと4人の仲間が、シカゴ市内で集まりを持ったのがロータリーの原点となっています。お互いの親睦を図り、なんらかの奉仕活動を行うことを目的にした集まりで、そのことが基本となって、現在のロータリーは活動しています。公正で効果的な運用が幅広く世界中で行われるよう、今の国際ロータリーの組織が出来上がったと理解しています。
会員相互の親睦を図りながら、クラブの活動を活性化して、奉仕活動を進めていくには色々な道筋があります。職業上の手腕を発揮して社会の役に立つこと、地域の人々の生活が向上するように環境を美しく保つこと、青少年育成に奉仕すること、世界の人々を理解して平和を推進することなど、様々な奉仕活動が行われています。ロータリー活動の輪はクラブ内の親睦に始まりますが、それは地区を超え、地域を超え、国を超え、世界に繋がる大きな国際的な組織となって、運用されています。
地区や世界の会員数が多ければ、それだけ多くの奉仕活動が可能になる訳で、会員増強に努めることは極めて基本的で重要な事柄だと考えられます。
特に国際奉仕活動には世界に作る人の輪がなくてはならず、その運用には多大な財源や人材が必要となります。従って様々な約束事が増えますが、皆でそれを守りながらロータリー活動が進められています。
ロータリーは世界的な時代の流れをとらえて、柔軟に変化し対応しています。ロータリーの組織は国際ロータリー、日本ロータリー、地域、地区、グループと流れ、そして各クラブがあります。クラブでは地域に根付いた活動が行われています。クラブのグループ単位にガバナー補佐が委任されており、クラブの実情や問題点などに耳を傾け、具体的な支援が行われるようになっています。また、グループ単位で行う奉仕活動のリーダーシップも発揮していただいています。2730地区は第3地域に入っており、地域のコーディネーターのアドバイスを受けながら活動が維持されています。
しかしこれらの流れは一方的なトップダウンではなく、クラブ会員の声も国際ロータリーに届くような仕組みになっています。
2021年6月に風呂井ガバナー年度に作られた2730地区の運営マニュアルの組織図をみると、指導管理部門と運営部門が設置されており、多くの会員が参加して活動されていることがわかります。ポール ハリスが始めたロータリークラブの本質である、親睦と奉仕の心を見失わないように、私も会員の皆様の声をよく聞いて、各クラブが生き生きと楽しく活動されるように、役目を果たしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。