ガバナーメッセージ 2020-2021年度

鹿屋西RC

風呂井 敬(ふろい たかし)

1905年、ポール・ハリスは友人3人と語らい、親睦と相互扶助を趣旨としたロータリークラブが誕生し115年目を迎えております。アーチ・クランフ基金創設、決議23-24採択、1960年代に入りインターアクト、ローターアクト、青少年交換、RYLA、世界社会奉仕、ポリオ根絶計画等次々と活動が始まり、その後地区リーダーシッププラン(DPL)の採用、クラブリーダーシッププラン(CLP)の推奨、2016年規定審議会では、クラブ運営に大きな柔軟性を認め、昨年2019年の規定審議会でも、クラブ会長の任期、欠席のメークアップの改正、職業分類制限の廃止、事務総長をRIの最高経営責任者とする規定、RI細則からの機関雑誌の各称を削除、人頭分担金の増額等時代とともに急激な変化をとげております。

これからも柔軟性、多様性、革新性を取り入れた大きな変化が予想されますが、ロータリーの目的である、意義ある職業の基礎として「奉仕の理念」を育み、地区・クラブの更なる充実・発展、組織の簡素化・効率化、スクラップ・アンド・ビルド等、活力ある地区を目指して参りたいと考えております。

ロータリーのビジョン声明は、「私たちは世界で、地域社会で、そして自分自身の中で持続可能な良い変化を生むために、人びとが手をとりあって行動する世界を目指しています。」とされております。
また新しいロータリー戦略計画では、「世界各地でより良い地域社会づくりを行う定評のあるダイナミックな団体としてのロータリークラブが評価される」とされ、今まで以上にクラブとして持続可能な地域社会プロジェクトをすることが奨励されています。

ホルガー・クナーク会長エレクトの2020-21年度 RIテーマは「ロータリーは機会の扉を開く」です。
このテーマは、ロータリアンがリーダーシップを強化する機会をつくり、奉仕の理念を行動へと移し、支援を必要とする人びとの生活を 向上する活動 を行うようロータリアンを喚起し、会員自身や受益者の人生を より豊かにするための道を開くのが ロータリーであると述べております。
つまり、ロータリーは、クラブに入会するというだけでなく「無限の機会への招待」でもあり、リーダーシップの機会、奉仕のアイデアを実行に移すため世界を旅する機会、そして生涯続く友情の絆を築く機会を与えてくれ、私たちのあらゆる活動が、どこかで誰かのやめに機会の扉を開いているわけです。
また会長エレクトは、ロータリー会員が変化を受け入れることの必要性を強調し、この変化の機会をとらえてロータリーを成長させ、より強く、適応力を高め、中核的価値観により沿ったロータリーとなることを述べております。このことを受け 2020~2021年度 地区スローガンは「不易流行・ロータリーの基本を堅持し変化に適応するクラブを」としたところであります。