ガバナーエレクト メッセージ 2019-2020年度

鹿屋西ロータリークラブ

風呂井 敬

平成が終わり、令和が始まりました。「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」万葉集の一節の書き下し分です。「おめでたい正月の良い時、天気も良く風も柔らかく吹いている。その中で梅の花は鏡の前にある白粉のように白く咲き、その香りはまるで匂い袋のようだ」現代文に訳すとこのようになるとのことです。
新しい元号「令和」の「令」は「令月」が何事をするにもよい月、めでたい月のことを表していることから「よい、めでたい」という意味であり、「和」には「互いに相手を大切にし、協力し合う関係にあること」の意味があります。

さて、ポール・ハリスは友人3人と語らい、1905年親睦と相互扶助を趣旨としたロータリークラブが誕生し114年目を迎えております。1960年以降、アーチ・クランフ基金創設、決議23−24採択、インターアクト、ローターアクト、青少年交換、RYIA、世界社会奉仕、ポリオ根絶計画等次々と始まり、その後、地区リーダーシッププラン(DLP)の採用、クラブリーダーシッププラン(CLP)の推奨、2016年規定審議会では、クラブ運営に大きな柔軟性を認め、本年2019年の規定審議会でも、クラブ会長の任期、欠席のメークアップの改正、職業分類制限の廃止、事務総長をR1の最高経営責任者とする規定、R1細則から機関雑誌の各称を削除、人頭分担金の増額等時代とともに急激な変化をとげております。

「令和」の時代、ロータリーにおいては、今まで以上に価値観の激変が予想されます。ロータリーの目的である、意義ある職業の基礎として奉仕の理念を育み、地区・クラブの更なる充実・発展、組織の簡素化・効率化、スクラップ・アンド・ビルド等活力ある地区を目指し、貴島年度研鑽を重ねてまいりたいと考えております。
「令和」に肖り、ロータリアン一人一人が美しく心を寄せ合い、新しいロータリーを切り開いていくことを願い、挨拶とさせていただきます。