部門別地区委員会の役割 2017-2018年度

拡大・増強部門

1 拡大・会員増強委員会

  • クラブ結成のための計画を立て実行する。
  • 地区内クラブの会員増強を図るための諸施策を検討する。
  • 会員の退会を防止するため、ガバナーに協力して適切な手段を策定する。
  • ガバナーエレクト、地区研修リーダーと相談し地区会員増強セミナーを計画・実施する。
  • クラブを訪問し、会員の増強、維持について話す。

2 なでしこ2730 委員会

  • 地区、分区、クラブが主催する奉仕プロジェクトへの女性参加を推進し会員の増強を図る。
  • 女性会員の退会を防止するため、地区内女性会員の連携を深め、定期的な会合を計画・実施する。
  • クラブを訪問し、女性会員が活動しやすいクラブ環境整備を促す。

クラブ管理部門

3 クラブ奉仕委員会

  • 下記の三つの委員会の調整、指導を行う。

4 クラブ研修委員会

  • クラブに研修リーダーの任命を呼び掛け、学習会、セミナー等ロータリーについて学ぶ機会を創出する。
  • 新入会員のオリエンテーションや会員研修をクラブで行うための情報の提供を行い、その実施を促進する。
  • クラブ研修の実施に際しては、地区研修リーダーと相談して講師の派遣やリソースの提供等で支援する。
    研修プログラムの内容
    研修の実施
    研修資料の準備手配
    講演者や協力者の手配
    研修委員の配置
    プログラムの評価
    RLI委員会の指導をもとに管理運営を行う

5 出席推進・フェローシップ委員会

  • ホームクラブ出席率の向上を図るため、対策を検討する。
  • 地区内クラブの情報を交換し合いそのアイデアを共有する。
  • クラブを訪問し、出席の意義について話し合う。
  • ロータリーの原点は親睦にある。この委員会の目的は会員間の友情と親睦を深め協力してそのエネルギーをロータリーの5大奉仕活動に転化することである。そ
  • のため地区内クラブによるロータリー親睦活動への参加を促す。

  • 例会における会員間の親睦のみならず家族や他クラブ会員との友情を増進するよう
  • な親睦プログラムの企画、実施を支援する。

  • 地区大会、国際大会への家族同伴出席や家庭集会を奨励する。
  • 共通の職業的関心やレクリエーションへの関心を持つロータリアン同士の親睦プロ
  • グラムの企画・実施、並びに、活動への参加を促す。

  • フェローシップ精神に基づく親睦活動グループのRI公式認定を支援する。

6 ロータリー雑誌委員会

  • 国際ロータリーの公認誌「The Rotarian」 「ロータリーの友」の精読を推進するための方策を検討し、実施する。
  • 一般市民へのロータリー理解を目的として、「ロータリーの友」誌の活用を図る。
  • クラブを訪問し、例会での定期的な記事紹介について話し合う。

※地区ブログ「ロータリーの友を読もう」の活用
※ SAA アドバイザー
各クラブ例会重視の方針により、クラブ管理部門にSAAアドバイザーを置き、クラブ活性化の支援を行う。

職業奉仕部門

7 職業奉仕委員会

  • ロータリーの会員資格は会員の職業に基づいており、各クラブは地元地域社会の事業と専門職務の縮図をクラブで再現するように努めています。職業奉仕を通じて、ロータリアンはすべての取引における高い倫理基準を守り、これを推進し、あらゆる有用な仕事の価値を認め、自己の職業上の専門知識や技能を社会の問題やニーズに役立てるように、クラブとクラブ会員に求めます。そして職業的技能を発揮できるプロジェクトに貢献し、ロータリーの原則に沿って、自らの事業や仕事に律するよう求めます。
  • 職業奉仕研究会の設置

8 職業倫理(4つのテスト)委員会

  • ロータリアンは、これまで職業奉仕への取り組みの一環として高い倫理基準の実践を推進してきました。その中で生まれたのが「4つのテスト」「ロータリアンの職業宣言」であり、職場やあらゆる場で倫理的行動を実践するための指針となっています。職場での高い倫理基準を推進するため方法や倫理的行動を実践するための手段を策定する。
  • 高い倫理基準を重視するロータリーの考えを広める。

9 職業情報・サービス研修委員会

  • あらゆる有用な職業の価値を認め推進する。
  • 専門的職業能力の養成を支援する。
  • 職業をボランティア活動に生かす。
  • アーサー.F.シェルドン「He profits most who serves best」というロータリーの奉仕理念を学ぶ。

奉仕プロジェクト部門

10 奉仕プロジェクト委員会

  • 奉仕の理念(超我の奉仕)の探求と実践を目標として、二つの奉仕委員会(社会、青少年)の連携と調整を図る。

11 社会奉仕委員会

  • ロータリーの5大奉仕の一つである社会奉仕について理解と具現化を図る施策を検討する。
  • クラブの社会奉仕プログラムについての助言と情報提供を行う。クラブの成功事例といった情報を交換し、地区内の意識高揚を図る。
  • ロータリー地域社会共同体(RCC)とプロバスクラブの創設と発展を支援する。

12 青少年奉仕委員会

  • 2010 年4 月規定審議会で第5 の奉仕となった青少年奉仕について将来を担う若者(12歳~ 30歳)にロータリーの精神を教示し、リーダーシップを体得させるため次の三つの委員会の調整、指導を行う。

13 ライラ(ロータリー青少年指導者育成研修会)委員会

  • RIの公式プログラムとして、クラブ、地区で組織されるリーダーシップ養成プログラムで年齢が概ね12 歳~ 30 歳(IA.RA年齢に該当)を対象にして、青少年のロータリーへの理解を深めるとともに、指導力と協調性または地域社会と国際社会の一員として平和に貢献する資質を伸ばすことを目的とする。

14 インターアクト委員会

  • インターアクトクラブ(IAC)とは、奉仕と国際理解に貢献する青少年のための、ロータリークラブ提唱の世界的団体で、高校に在学中の生徒、または、年齢12 ~18歳までの青少年で結成されていて運営面でも経済的にも自立しています。毎年いくつかの奉仕プロジェクトを行い、そこで展開されている「社会奉仕活動」や「国際親善活動」がインターアクターの活動の真髄です。

15 ローターアクト委員会

  • ローターアクトクラブは、18 歳~ 30 歳までの青年男女のためのロータリークラブが提唱する奉仕クラブです。目的は青年男女が個々の能力の開発に当たって役立つ知識や技能を高め、それぞれの地域社会における物質的、あるいは社会的なニーズと取り組み、親睦と奉仕活動を通じて全世界の人々のあいだによりよい信頼関係を推進するための機会を提供することである。
    ローターアクトの目標は次の通りである。
  1. 専門技術及び指導能力を開発すること。
  2. 他人の権利を尊重する観念を養い、あらゆる有用な職業の道徳的水準及び品位を保持し推進すること。
  3. 若い人々に地域社会をはじめ世界社会のニーズ及び懸念事項を提起する機会を提供すること。
  4. 提唱ロータリークラブと協力して活動に当たる機会を提供すること。
  5. ロータリーにおける将来の会員として若い人々の意欲を喚起すること。

16 青少年交換委員会

  • 青少年交換事業を通して国際理解と親善を深める。
  • 事業の継続化のため危機管理体制の確立を図る。
  • 派遣受け入れへの理解と協力を各クラブに要請する。
  • 事業体験者を地域の有能な次世代リーダーとして育成するため継続的フォローの実施を提唱クラブに促す。

ロータリー財団部門

17 ロータリー財団委員会

  • 戦略計画達成の為ロータリアンを教育し、意欲を高め、財団のプログラムや地区の募金活動への参加を促すため、財団とクラブ会員との連絡にあたる。
  • 補助金・ポリオプラス委員会、職業研修チーム(VTT)委員会、年次寄付・恒久基金委員会、奨学金・世界平和フェローシップ委員会以上の委員会の調整、指
  • 導を行う。

18 補助金・ポリオプラス委員会

  • 世界各地でロータリアンが実施する活動を支えるための補助金(地区補助金・グローバル補助金)を提供しています。ボランティア活動・奨学金・職業研修など
  • 、さまざまな活動が可能で、複数ある補助金の中からプロジェクトにあった補助金を決定する。

  • ポリオプラスは国際ロータリーの特別プログラムであり、目標はポリオ撲滅の世界的証明を実現させることです。
  • ポリオ撲滅の最終局面を迎えた現在、重要なのはポリオ・プラス委員会を中心に引き続きロータリアンと地元市民に対して、撲滅にロータリーが果した役割につ
  • いて啓蒙していくことです。さらに、地区内ロータリアンに対して、ポリオ・プラス基金が最も効果的で直接的な方法でポリオ撲滅のために活用されていることを伝える。そして、「ロータリーの2 億ドルのチャレンジ」のため、会員・クラブ・地域社会の人々からの寄付を呼びかけるよう要請する。

  • ロータリーガードを利用して、ポリオ撲滅をはじめとするロータリーの人道的支援活動を支持する。

19 職業研修チーム(VTT)委員会

国際ロータリーのロータリー財団職業研修チームは、グループ交換(GSE)プログラムの(未来の夢計画)次世代プログラムとして誕生し、より世界社会貢献度の高いプログラムになりました。チーム・メンバーはある程度の期間受入国の制度や生活様式を観察し、他国における自分と同じ職業の実践の様子を理解し、個人的かつ職業上の関係を育み、意見等を交換し合いながら研修いたします。又、このプログラムでは充実した体験を味わい、専門分野についてより理解を深め、文化的な視野も広めることができます。又、歴史や職業等に関する新たな理解を得ることによって、社会貢献に寄与することになります。

20 年次寄付・恒久基金委員会

  • 年次寄付は寄付の基盤であり、財団プログラムの燃料と言えるもので、使用目的の指定は無く、寄付して3年後に地区の年次寄付総額の50%については、地区により目的を決定できる。
  • 恒久基金への寄付は、基本の元金となり、恒久的に維持されている。財団が将来において活動を続けていくための備えとなります。又、基金の支援による収益の一部は財団の補助金とプログラムに充てられます。財団は2025 年までに恒久基金の資金10億ドルを集める事を目標とする。

21 奨学金・世界平和フェローシップ委員会

  • 奨学金としてグローバル補助金は、6 つの重点分野のいづれかに関連し、長期的に大きな成果が期待できる大規模で国際的な活動を支えるものです。
  • ロータリー平和フェローシップは、平和及び紛争解決の分野におけるリーダー育成、支援するための奨学金プログラムです。

22 国際奉仕委員会

  • ロータリーの5 大奉仕の一つ。世界平和と国際理解を推進するため、世界社会奉仕(WCS)、ロータリー友情交換、ロータリー親睦活動(RF)等に関するプログラムを立案し、実施する。

米山記念奨学会部門

23 米山記念奨学会委員会

  • 米山奨学事業の目的、意義、現況についてクラブに情報を提供し会員の理解を深めることによって事業を推進するため、米山奨学寄付委員会・米山奨学選考委員会、米山学友委員会の三つの委員会の調整、指導を行う。

24 米山奨学寄付委員会

  • 米山記念奨学事業の意義と奨学生との交流の感動を学び伝える。
  • 日本全国のロータリアンの寄付金を財源として、奨学金を支給して支援する民間の奨学団体であり、極めて高い公益性で運営されている。
  • ガバナー年度の奨学寄付目標額以上の達成を目指し、特別寄付により多くのメジャードナーや米山功労者の誕生など積極的な寄付活動の増進を奨励する。

25 米山奨学選考委員会

  • 米山奨学生の募集・選考を要項により実施する。
  • 「世話クラブ・カウンセラー制度」により「交流」を目的とした奨学生受け入れのプログラムを実施し、奨学生・学友と会員との交流促進と広報を行ない、奨学事業の意義を具体的に実感できる機会を設ける。

26 米山学友委員会

  • 米山学友(元米山記念奨学生)と現役奨学生によって組織された学友が、ロータリアンとの交流を深め、ロータリーの理想とする国際交流、親善および平和の創造と維持に貢献する事を目的として、活動する学友会運営のサポートをする。又、関係するロータリー地区との協力、連絡体制の強化と学友・奨学生とロータリアンとが相互に影響しあえる人間関係の構築が望ましい。

部門外

27 学友委員会

従来学友会はロータリー財団学友会として、ロータリー平和フェロー・国際親善奨学生、研究グループ交換(GSE)、グローバル補助金と地区補助金による奨学生、職業研修チーム(VTT)、ロータリーボランティア補助金、大学教員のための補助金、及びカールP.ミラー助成金の受領者、その他のロータリー財団プログラムに参加した経験のある人々からなる組織ですが、2014 年4 月にロータリー財団管理委員会により学友の定義が拡大され、ロータアクト・インターアクト・青少年交換・RYLAといった新世代プログラムの元参加者も学友とみなすことになりました。そして、地区の組織もロータリー財団から外れて独立した委員会となり、また米山記念奨学生も学友の対象になる事から、地区組織の簡素化も含めて、学友委員会の編入も検討すべきである。

Ⅴ.公式訪問

1.国際ロータリー細則第15.090 項の規定に従い、ガバナーは次の目的の為に地区の各ロータリー・クラブへガバナー自身直接訪問する。
公式訪問に当たり、ガバナーは会長、会長エレクトと懇談し、例会においてアドレスを行う。

  • ロータリーの基本理念についての理解を深める。
  • 重要なロータリーの課題に重点を置く。
  • 弱体クラブ、或いは問題を抱えているクラブに特別に注意を払う。
  • 奉仕活動に参加するようロータリアンの意欲を高める。
  • 地区のロータリアンの卓越した寄付を個人的に称える。

2.ガバナー公式訪問に関連して行われるクラブ協議会にガバナーが出席しない場合は、ガバナー補佐はガバナーの公式訪問の前に、公式訪問に関連して行なわれるクラブ協議会に出席し、其の協議内容をガバナーに報告する。
この場合は、ガバナーは例会終了後フォーラム(懇談、意見交換、と質疑応答)の時間を設ける。