私の職業奉仕(鹿児島西RC・大橋 義則)

所属クラブ:

氏名:大橋 義則

1.昭和37年に大和証券鹿児島支店として支店開設。第二十五代鹿児島支店長として、平成27年9月に赴任。

2.この職業に就職した経緯としましては、社会・経済の円滑な運営と持続的な発展のためには、証券会社による金融資本市場の役割は非常に大切です。社会・経済への貢献ということで、産業の発展や企業価値の向上、そして個人をはじめとした投資家の資産形成に携わっていきたいとの思いからです。

3.RCに入会した経緯と動機については、知り合いを広めることによる奉仕の機会を増やすことと、職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し社会の奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにするというロータリーの目的自体が、変化し続ける社会情勢や世界の文化の変化に対して、職業を続けるモチベーションを維持する大きな動機となると思ったため。

4.ロータリアンとして職業奉仕にどの様に取り組んでいるかについては、職業奉仕の理想に本来込められているものとして三つの職業奉仕に関する声明に沿って答えます。一つ目のあらゆる職業において最も高度の道徳的水準を守り、推進すること。その中には、雇主、従業員、同僚への誠実、忠実さ、また、この人たちや同業者、一般の人々、すべてへの公正な取り扱いも含まれるとあるが、金融サービス業として、常にお客様のニーズを深く理解し、最も適したサービスを提供していかなければならないし、何よりもお客様のことを第一に考える誠実さが必要になってきます。誠実さを積み重ねることにより、お客様との間に信頼関係が築かれていくと考えます。お客様からの信頼を獲得するためには、サービスに対する高い満足感をお客様に得ていただく必要があるし、常に付加価値の高いサービスを提供していかなければならない。付加価値の高いサービスを実現するためには、お客様の個別のニーズを熟知し、そのニーズに適合した商品・サービスをタイムリーに提供する必要があるということにつながっていきます。二つ目の、自己の職業またはロータリアンの携わる職業のみならず、あらゆる有用な職業の社会に対する価値を認めることとあるが、大和証券として、変化の激しい金融資本市場で、創業以来永い歴史を積み重ね、確固たる地位を築き上げていることが大きな誇りであるし、常に今よりも高い段階にいる集団を目指さなければならないし、社員一人一人が自負心と自尊心を持ち続けなければならないと考えており、その様な条件としては、社員が安心して持てる力のすべてを発揮できる環境づくりに積極的な取り組みを続けなければならないということです。三つ目の、自己の職業上の手腕を社会の問題やニーズに役立てることとあるが、高い志なくして成果は生まれません。個々の人間の能力にそれほど大きな差はないが、目標を高く置き、強い意志で努力し続ければその結果の差は能力や努力の差とは比較にならないほど大きなものとなることを周知しなければならない。また、限界とは自ら限界だと思い込むことにより生み出されるし、自分の力を信じ、常に強いプラス思考で仕事に向き合えば、大きな力を発揮することができると信じ続けることです。

5.将来の展望については、大企業の東芝を例に出すまでもなく、法令順守はあらゆる活動の基本要件です。市場の動向により価格が変動する商品を取り扱う私たちは、法令諸規則で定められた手続きに従い、お客様との取引を適切に行う必要性が強く求められます。ひとたび法令諸規則に抵触すればお客様をはじめ社会に対し長年築き上げてきた信頼を一気に失うことにもなりかねません。さらに、大切なことは、法令諸規則を守りつつチャレンジ精神と能力を遺憾なく発揮し、サービスを提供することによりお客様や社会からの信頼に応えていくことだと思います。