私の職業奉仕(宮崎中央RC・香川美穂子)

所属クラブ:

氏名:香川美穂子

「職業」とは?一般的に言うと生活の糧を得るためのものである。とすると私の場合は、生活するだけの収入を得ていないのだから私の専門分野を「職業」と呼ぶことはできないだろうし、ロータリアンでいる事自体が問題である。が、音楽という特殊な分野である事でご容赦頂き、私の考えを述べたいと思う。

「職業奉仕」という言葉は「職業に奉仕」とすると理解ができるとの事だが「職業に奉仕する」とはどういう意味か?「職業」に全力を尽くすのは当たり前のこと。ありとあらゆる知識にさらに知恵をしぼり職業にベストを尽くしてこそが職業人・プロフェッショナルと呼べる域である。そしてそれだからこそその対価となる収入が付いてくるし、お客には満足感がある。そこで思うのだが、ベストを尽くして得た収入なり経験を、その後「社会に対しどう使うか?」こそが「職業奉仕」と言えるものではないのであろうか?勿論そこまで行くと「社会奉仕」と言われるのかもしれない。「職業奉仕」は「しっかり稼いでたくさん税金を払う事」とおしゃった古参の方がおられるがそれも1理あると思う。だがただそれだけでは自分だけの満足にしかならず「もっと?」と周りを見渡し自分の能力(職業から得たもの)発揮の場をみつける方が更なる自分の自己鍛錬の場を得る機会となるし自分の成長となると思う。ロータリークラブは異業種間の交流によっての自己鍛錬の場である。つまり人間性の訓練とレベルアップの場である。現状に満足せず、さらなる高みに自分を引き上げる為に全ての奉仕活動があると思って居る。活動とは行動である。行動とは「動く行」と理解して居る。「行」だから苦しい。でもだからこそやらねばならない。自分の為である。