私の職業奉仕(門川RC・黒木 浩二)
2018年01月11日 11時11分更新
所属クラブ:門川ロータリークラブ
氏名:黒木 浩二
私の仕事は、職業分類の中では医術・接骨の部に分類されます。
戦前より柔道家が道場を開き練習を行いながら、怪我をした際に自分たちで骨折・脱臼を整復していました。そういった経験から整骨院(ほねつぎ)として看板を上げ自費を頂き生活の糧としていました。その先人達の努力によって今現在の療養費払い保険取り扱いが認められ、多くの柔道整体師達が恩恵を受けています。
診療科目としては、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷が保険取り扱いです。
その他、労災・生活保護、市町村より助成を受けるものとして、母子家庭・子供保険、熊本水俣病、乳幼児、原爆被爆者、重度心身障害者等です。
門川町で開業して、30余年になりますが、地域の方々と一体となり、自慢せず、いばらずをもっとうに地域の中で生かされている気持ちを忘れずに頑張ってきたつもりです。
ロータリーも今年で25年になります。
未だに「ロータリーとは」があまり解っていませんが、小さい時から柔道で体を鍛え、
加納 治五郎先生の【精力善用】 【自他共栄】と言う言葉と、ロータリーの【入りて学び出でて奉仕】が相通じるようなところがある様な気がしロータリーに入会する決断をした事を思い出します。
【精力善用】【自他共栄】とは、自分のもっている力を良い事に使い自分も良くなり、また他の人も良くなるように導く。
【入りて学び出でて奉仕】も、上記の内容に近く似通った処がある様に思いました。
この精神を念頭において、あたりまえの事ですが、深夜の顎の脱臼、子供の肘内障(肘の脱臼)、そして肩の脱臼などは1度も電話を断った事が無いと記憶しています。
治療内容は、電気治療、生理冷却療法、手技療法、頭軸圧法です。
以前、柔道の指導をしている時は、大会の救護班として応急施術、脱臼・捻挫・骨折を対応したり、その他スポーツなどでもテーピングをしたりしてその人のスポーツ競技の補助をしていました。
治療内容でも生理冷却は体に負担がかかる事無く、その人の持つ治癒能力を引き出し、より自然とした自然治癒を目指しています。
患者様に気づかれる事なく、頸を冷やしたり腰を冷やしたりする事によって、大きな病を発病する事が無い様に心がけているつもりです。
これからもこの地域の中で、いばらず おごらず 自然に 医療が出来ることを念頭に心がけていけたらと思います。