部門別地区委員会の役割 2020-2021年度

会員増強部門

1. 拡大委員会

  • 新クラブ結成のための情報を収集し計画を立て実行する。
  • 宮崎県、鹿児島県の両県に担当委員会を設置し、全ガバナー補佐、全直前ガバナー補佐が委員となる。

2. 会員増強委員会

  • 地区内クラブの会員増強を図るための諸施策を検討する。
  • 会員の退会を防止するため、ガバナーに協力して適切な手段を策定する。
  • ガバナー、ガバナーエレクト、地区研修リーダー、ロータリー財団部門長及び広報・公共イメージ部門長と相談した上で、地区会員増強セミナー(クラブ活性化ワークショップ)を企画、推進、実施する。
  • クラブを訪問し、会員の増強、維持について卓話をする。

奉仕プロジェクト部門

1. 職業奉仕委員会

  • ロータリーの五大奉仕の第二部門。
  • ロータリーの会員資格は会員の職業に基づいており、各クラブは地元地域社会の事業と専門職務の縮図をクラブで再現するように努めている。職業奉仕を通じて、ロータリアンはすべての取引における高い倫理基準を守り、これを推進し、あらゆる有用な仕事の価値を認め、自己の職業上の専門知識や技能を社会の問題やニーズに役立てるように、クラブとクラブ会員に求める。そして職業的技能を発揮できるプロジェクトに貢献し、ロータリーの原則に沿って、自らの事業や仕事を律するよう求める。

2. 社会奉仕委員会

  • ロータリーの五大奉仕の第三部門。
  • 社会奉仕について理解と具現化を図る施策を検討する。
  • クラブの社会奉仕プログラムについての助言と情報提供を行う。クラブの成功事例について情報を交換し、地区内の意識高揚を図る。
  • ロータリー地域社会共同体(RCC)とプロバスクラブの創設と発展を支援する。

3. 国際奉仕委員会

  • ロータリーの五大奉仕の第四部門。
  • 世界平和と国際理解を推進するため、世界社会奉仕(WCS)、ロータリー友情交換、ロータリー親睦活動(RF)等に関するプログラムを立案し、実施する。
  • クラブのプロジェクトやグローバル補助金事業を推進するために、ロータリー財団部門と連携し支援する。

4. 青少年奉仕統括委員会

  • ロータリーの五大奉仕の第五部門。
  • 下記の4委員会活動の推進と運営を支援する。
    • インターアクト委員会
      インターアクトクラブ(IAC)とは、奉仕と国際理解に貢献する青少年のための、ロータリークラブ提唱の世界的団体で、高校に在学中の生徒、または、年齢12歳~18歳までの青少年で結成されており運営面でも経済的にも自立しています。毎年いくつかの奉仕プロジェクトを行い、そこで展開されている「社会奉仕活動」や「国際親善活動」がインターアクターの活動の真髄です。
    • ローターアクト委員会
      • ローターアクトクラブは、18歳以上のすべての若い成人の奉仕クラブです。目的は青年男女が個々の能力の開発に当たって役立つ知識や技能を高め、それぞれの地域祉会における物質的、あるいは社会的なニーズと取り組み、親睦と奉仕活動を通じて全世界の人々により良い信頼関係を推進するための機会を提供することです。
        ローターアクトの目標は次の通りです。
      • * 専門技術及び指導能力を開発すること。

        * 他人の権利を尊重する観念を養い、あらゆる有用な職業の道徳的水準及び品位を保持し推進すること。

        * 若い人々に地域社会をはじめ世界社会のニーズ及び懸念事項を提起する機会を提供すること。

        * 提唱ロータリークラブと協力して活動に当たる機会を提供すること。

        * ロータリーにおける将来の会員として若い人々の意欲を喚起すること。

      • 2019年規定審議会で、ローターアクトクラブがRIの加盟クラブに含まれること、会員年齢の上限が取り除かれることなど画期的な変更が行われました。これらの重要な決定は、ローターアクトクラブの現在の傾向を反映し、ローターアクトをロータリークラブと並行して加盟クラブとし(独自性、クラブ文化、会員の特典は異なる)、ローターアクト内でのより大きな柔軟性、革新性、多様性を奨励するものです。
    • 青少年交換委員会
      • 青少年交換事業を通して国際理解と親善を深める。
      • 事業の継続化のため危機管理体制の確立を図る。
      • 派遣受け入れへの理解と協力を各クラブに要請する。
      • 事業体験者を地域の有能な次世代リーダーとして育成するため継続的フォローの実施を提唱クラブに促す。
    • ライラ(ロータリー青少年指導者育成研修会)委員会
      • RIの公式プログラムとして、クラブ、地区で組織されるリーダーシップ養成プログラムで年齢が概ね12歳~30歳(IA.RA年齢に該当)を対象にして、青少年のロータリーへの理解を深めるとともに、指導力と協調性または地域社会と国際社会の一員として平和に貢献する資質を伸ばすことを目的とする。

    クラブ管理運営部門

    • クラブ管理運営(クラブ奉仕)委員会
      • ロータリーの五大奉仕の第一部門。
      • 潤滑なクラブ運営が行われる(SAA、親睦、出席、例会プログラムなど)が行われるための情報を提供する。
      • クラブの例会を重視し、その活性化の支援のため、SAAにアドバイスをする。
    • クラブ戦略計画推進委員会
      • クラブのロータリー活動の継続的実践化のため、情報を提供する。
    • クラブリーダー養成研修委員会
      • クラブに研修リーダーの任命を呼び掛け、学習会、セミナー等ロータリーについて学ぶ機会を創出する。
      • 新入会員のオリエンテーションや会員研修をクラブで行うための情報の提供を行い、その実施を促進する。
      • クラブ研修の実施に際しては、地区研修リーダー、地区研修委員会と相談して講師の派遣やリソースの提供等で支援する。

    ロータリー財団部門

    1. 財団資金推進委員会

    • 年次寄付は寄付の基盤であり、財団プログラムの燃料と言えるもので、使用目的の指定は無く、寄付して3年後に地区の年次寄付総額の50%については、地区により目的を決定できる。
    • 恒久基金への寄付は、基本の元金となり、恒久的に維持されている。財団が将来において活動を続けていくための備えとなる。又、基金の支援による収益の一部は財団の補助金とプログラムに充てられる。財団は2025年までに恒久基金の資金10億ドルを集める事を目標としている。

    2. 補助金委員会(グローバル補助金、VTT)

    • 世界各地でロータリアンが実施する活動を支えるための補助金(地区補助金、グローバル補助金)を提供しています。ボランティア活動・奨学金・職業研修(VTT)など、さまざまな活動が可能で、複数ある補助金の中からプロジェクトにあった補助金を決定する。

    3. ポリオプラス・ロータリーカード委員会

    • ポリオプラスは国際ロータリーの特別プログラムであり、目標はポリオ撲滅の世界的証明を実現させることです。
    • ポリオ撲滅の最終局面を迎えた現在、重要なのはポリオプラス委員会を中心に引き続きロータリアンと地元市民に対して、撲滅にロータリーが果した役割について啓蒙していくことである。さらに、地区内ロータリアンに対して、ポリオプラス基金が最も効果的で直接的な方法でポリオ撲滅のために活用されていることを伝える。そして、「ロータリーの2億ドルのチャレンジ」のため、会員・クラブ・地城祉会の人々からの寄付を呼びかけるよう要請する。
    • ロータリーカードを利用して、ポリオ撲滅をはじめとするロータリーの人道的支援活動を支持する。

    4. ロータリー平和フェローシップ委員会

    • ロータリー平和フェローシップは、平和及び紛争解決の分野におけるリーダー育成、支援するための奨学金プログラムです。
    • 平和と国際理解への明らかな熱意のある要件を満たした候補者を地区が選考し、ロータリー平和フェローシップ申請書を提出する。

    5. 財団資金管理委員会

    • 地区とクラブの間で締結した覚書(MOU)を管理するとともに、補助金管理セミナーを実施しクラブの参加資格認定を援助する。また、地区補助金の報告書をチェックするとともに、各クラブが地区補助金を使用するプロジェクトの計画、実行、報告書作成の一助となるチェックリストを見直し、更新する。
    • ガバナー、ガバナーエレクト、地区研修リーダー、会員増強部門長及び広報・公共イメージ部門長と相談した上で、地区ロータリー財団セミナー(クラブ活性化ワークショップ)を企画、推進、実施する。

    米山記念奨学会部門

    1. 米山寄付推進委員会

    • 米山記念奨学事業の意義と奨学生との交流の感動を学び伝える。
    • 日本全国のロータリアンの寄付金を財源として、奨学金を支給して支援する民間の奨学団体であり、極めて高い公益性で運営されている。
    • ガバナー年度の奨学寄付目標額以上の達成を目指し、特別寄付により多くのメジャードナーや米山功労者の誕生など積極的な寄付活動の増進を奨励する。

    2. 米山奨学生選考委員会

    • 米山奨学生の募集・選考を要項により実施する。
    • 「世話クラブ・カウンセラー制度」により「交流」を目的とした奨学生受け入れのプログラムを実施し、奨学生・学友と会員との交流促進と広報を行ない、奨学事業の意義を具体的に実感できる機会を設ける。

    3. 米山学友委員会

    • 米山学友(元米山記念奨学生)と現役奨学生によって組織された学友が、ロータリアンとの交流を深め、ロータリーの理想とする国際交流、親善および平和の創造と維持に貢献する事を目的として、活動する学友会運営のサポートをする。又、関係するロータリー地区との協力、連絡体制の強化と学友・奨学生とロータリアンとが相互に影響しあえる人間関係の構築が望ましい。
    • ロータリー学友委員会との情報共有、連携を図る。

    広報・公共イメージ部門

    1. 公共イメージ委員会

    • ロータリーを一般の人々に広め、ロータリーのプログラムへの理解、評価を高めロータリーの好ましいイメージづくりを推進する。
    • 地域のオピニオンリーダーと定期的に交流し、公共イメージのPRに努める。
    • ガバナー、ガバナーエレクト、地区研修リーダー、会員増強部門長およびロータリー財団部門長と相談した上で、地区公共イメージセミナー(クラブ活性化ワークショップ)を企画、推進、実施する。

    2. 広報・IT(コミュニケーション計画)委員会

    • メディア、地域のリーダー、プログラムの受益者、ボランティア、寄付提供者を対象に広報を行い、ロータリ一への理解を得るための広報活動がロータリーの目標を達成するための有効な施策である事をロータリアンに周知させる。
    • ロータリーの友委員会及びガバナー月信委員会と連携し情報を共有して、地区ホームページ等有効な広報を展開する。
    • マスメディアや地域の様々なメディアを活用し、RIの広報素材や地区で実施するロータリーのプログラムを紹介する。
    • 話題性のある地区プロジェクトや行事について報道機関に紹介する。
    • 地区内全クラブのIT化を推進し、クラブとクラブ、地区とクラブ、RIとクラブが直接コミュニケートできるようにクラブIT化支援を行う。

    3. ロ一タリー情報誌委員会

    • 国際ロータリーの公認誌「The Rotarian」「ロータリーの友」の精読を推進するための方策を検討し、実施する。
    • ロータリーの友委員会及びガバナー月信委員会と情報を共有して、連携を図る。
    • 一般市民へのロータリー理解を目的として、「ロータリーの友」誌の活用を図る。
    • クラブを訪問し、例会での定期的な記事紹介について話し合う。
    • ロータリー文庫の活用を奨励し、クラブで役立てる方法を紹介する。

    部門外

    1. ロータリー学友委員会

    • 従来、学友会はロータリー財団学友会として、ロータリー平和フェロー・国際親善奨学生、グローバル補助金と地区補助金による奨学生、職業研修チーム(VTT)、ロータリーボランテイア補助金、大学教員のための補助金、及びカ一ルP.ミラー助成金の受領者、その他のロータリー財団プログラムに参加した経験のある人々からなる組織であるが、2014年4月にロータリー財団管理委員会により学友の定義が拡大され、ローターアクト・インターアクト・青少年交換・RYLAといった青少年プログラムの元参加者も学友とみなすことになった。そこで、地区の組織もロータリー財団から外れて独立した委員会とし、部門に属さない委員会とした。
    • 米山学友委員会との情報共有、連携を図る。