私の職業奉仕(鹿児島SWRC・川原 篤雄)

所属クラブ:

氏名:川原 篤雄

自己紹介を申し上げます。今から44年前(25歳)に私の尊敬する方が「水を制する者、国家を制する」と言われ、その言葉に惚れて、その当時、私の業種は衣・食・住の中で衣に携わっておりましたが、大企業を退職し、飲料販売会社を設立し、今日に至っております。当然ながらお金もなく、得意先もなく、6坪の事務所兼倉庫から軽トラック1台から裸一貫のスタートでした。

 さて、ロータリー入会前、24年間は波乱万丈だったと申し上げておき、今ではロータリーに入会して21年目に入りました。2016〜2017年度国際ロータリー第2730地区大重勝弘ガバナーは地区重要目標として「職業奉仕」を強調されましたので、私の体験談を順不動ではありますが、思うまま記して参ります。

 ロータリークラブ入会1年前、病に倒れました。病名は後縦靭帯骨化症という(難病=特定疾患)病気で余命少なしと診断され、多数の友人、同僚が4ヶ月間の入院中、見舞い(別れ?)に来てくれました。その折、JC(鹿児島青年会議所)の仲間たちが鹿児島市内にロータリークラブを創立するからチャーターメンバーとして協力してくれないか(どうせ余命なしだから)と誘われ、JC在籍中、鹿児島ブロック会員大会の実行委員長を拝命し、お世話になった会員や私がJC入会にお誘いした仲間たちの勧めも圧力もあり(ライオンズのメンバーも居た)、入会しました。また入会の判断、決断の要素としてロータリーには職業奉仕があり、職業分類で選考され、他団体と違うことも大きな判断材料でした。

 早速、波乱万丈の年月を戦って来たNO.2に相談し、勿論家族とも。その時受けた言葉は今でも忘れることはありません。それは今日まで一生懸命頑張って来られたのだから、余命を楽しんで下さい、あなたの人生です、と。入会当時は社員数20名、年商5億程度の零細企業でありましたが、社員がお客様、得意先のために活き活きと働いておりました。

 そして、ロータリークラブに入会です。ロータリアンといわれる先輩の方々から教示頂いたことにロータリーとは?ロータリークラブとは?ロータリアンとは?それぞれを追い求めて下さい。それを知るためには各種行事、例会に出席し「入りて学び」に徹して下さい。「学ぶ」こと「体験」することによりロータリーの理解が進んできます。己の職業が発展することも解ってきます、その方法を研究し、それを磨いて下さい、と教わりました。但し、ロータリーを、職業奉仕を理解するには10数年歳月を必要とすることも付け加えられました!

 ここから職業奉仕という自分磨きの始まりです。学べば学ぶほど頭が混乱してきた事を思い出します。ロータリーの職業奉仕の権威がたくさんおられ、追っかけ開始です。回数の多い順のその一部を記します。

※ビチャイラタクル元RI会長(10回)

・職業奉仕はロータリー運動の基本であり、金看板である・・・・

 

※深川純一PG(8回)

・ロータリーは倫理運動であり、その中で「愛情の世界に生きる心をもって職業を営むべし・・・・etc

 

※田中毅PG(7回)

・アーサー・F・シェルドンの経営学の研究をされた「自己の職業上の手腕を社会の問題やニーズに役立てること」の定義上、「職業奉仕はクラブとクラブ会員両方の責務である」

・クラブは職業奉仕を実践し、模範となる実例を示せ

・商売は潮の満ち引きのようなもの。売ったり買ったりする永遠の干満の世界

・適切な時、正しい方法で正しいことを・・・

・事業を成功させるには←誤った信念ではダメ

・職業奉仕論→商売繁盛、経済発展の基etc

 

※小船井修一PG(5回)

・ロータリーの奉仕活動はロータリアンの才能と手腕・職業の繁栄によって得られた社会的地位や経済力によって花開く。職業の繁栄なくしてロータリアンの奉仕なし

 

※安平和彦PG(5回)

・東洋思想、「善因 善果 悪因 悪果」論

二宮尊徳の「報徳教」「道心の中に衣食あり」

近江商人の「三方良し」  天職論とは異なるetc

 

その他、前原勝樹PG(5回)服部芳樹PG(5回)上野孝PG(2回)

    廣畑富雄PG(2回)黒田PG(2回)

他多数の地区内外PG、先輩、同僚、ロータリアンの方々に学ばせて頂いております。それを会社に持ち帰り論議を重ねております。字数制限ありのため我が社で素晴らしい社員さん達と共有していること、各事業所には「四つのテスト」「職業宣言」「ロータリーの目的」を掲示しており社員の入社に関して条件にロータリー活動に理解頂く事、公的選挙等々に参画、意志表示すること、社員130人中(H29)60人はRYLA(青少年指導者育成プログラム)の受講者であります。又、結婚した夫婦に「四つのテスト」プレゼント実施中です。

終わりに我が社の基本理念を記します。

「当たり前のことを当たり前に」ファーストコールカンパニーを目指します。そのために「役立つ」「やりがい」「喜び」の心を持って3Y(サンワイ)運動の推進中です。

乱文でしたが、大重ガバナー、成松政昭地区職業奉仕部門長に感謝して。