2010-2011年度RIテーマ(RI会長:レイ・クリンギンスミス)
親愛なる同僚ロータリアンの皆さん、
なんと驚くべき世界でしょう! 技術の進歩はものすごい速さで進み、私たちの事業や専門職務に絶え間ない変化を起こしています。しかし、全世界に 住む人々の約3分の1は、その暮らしにほとんど変化がないまま、最低水準の生活を続けています。これは極端な格差であり、心配の種の一つです。
卓越した伝統と明るい未来
ロータリーは、卓越した伝統と明るい未来をもち合わせています。私の国際ロータリー(RI)会長としての第一の仕事は、各ロータリークラブの活力 と実現性の強化、そして、社会が変化している中で、クラブを成功に導くことです。これは非常に重要な仕事です。なぜならば、社会の根底に存在する問題に焦 点を当て、その問題を軽減して、それによって世の中を良い場所にするのは各クラブだからです。
「Wind of change (変化の風)」という言葉は、私が1960年代初頭にロータリーの奨学生として南アフリカにいたころの、新しくて意義深い言い回しです。私のホストシ ティーであるケープタウンで最初に広まったこの言葉を、私たちの組織の変化に関して影響を与える社会の変化を考えるときに、ロータリーに適用できるという ことは思いがけないことです。この慣用句は今、「Winds of change(変化の風)」として当時にも増して知られるようになりました。
最良の日はまだ先にある
私たちは今、国際ロータリーで改革の文化を享受しています。私たちは私たちの中核となる価値観をしっかりと維持すれば、プログラムや奉仕活動全体 を見て、それらをより良くできるかどうかを見極める能力をもっています。私は多くのロータリアンたちがそれぞれのクラブや地区においても同様に、改善点を 確認したり実施するために、この機会を活用されることを願っています。
私たちの33,000クラブでロータリーは息づいています。そして、「地域を育み、大陸をつなぐ(Building Communities – Bridging Continents)」ことによって、向上するのはクラブなのです。
もし次年度、私たちがより大きく、豊かで、大胆なクラブづくりに成功したら、ロータリーの最良の日は、まだ先にあることが明らかになるでしょう。私たちはロータリアンで幸せです。私たちは共に、世界をより良い場所にすることができるのです。