私の職業奉仕(鹿児島SWRC・永田 優治)

所属クラブ:

氏名:永田 優治

病気と職業

 私は、9年前の6月6日 RC会長も残り3週間という時期 脳梗塞になりました。 

大迫パストガバナーのロータリアンの矜持に、職業の目的とは、の中に

 ・生活を保持し命をつなぐ事。

 ・自分と家族を守ること。

とありますが、今職業があることの幸せや様々な職業奉仕を受けた身として、最近涙腺がゆるくなってきた永田です。

 

私の職業

国家資格の土地家屋調査士で30歳開業以来、41年になります。

土地家屋調査士は法務省管轄で各県に一つの特殊法人 鹿児島県土地家屋調査士会に強制入会制度です。

特別法により職責につき 品位を保持し誠実に業務を行う義務が定められています。

目的は表示に関する登記手続きの円滑な実施、不動産にかかる国民の権利の明確化寄与 となっています。

現在の中心的業務 

時代の流れによる民間事件の減少により、公益法人 鹿児島県公共嘱託土地家屋調査士協会社員としての業務が中心です。

公益とは「不特定多数の為になる業務」ということです。

公益業務として、何をしているか、事例を挙げますと次のようなものです。

 ・国、県、市町村、のあらゆる土地建物政策事業・・・たとえば市・道路敷き登記整備 道路新設買収分筆 同道路拡幅 急傾斜地、農地整備、河川整備、その他公園墓地などあらゆる部署の測量登記 鹿児島市や法務局作業従事者としての身分証明を携帯し安全ベルトを付けての作業です。

 ・公共に対しては迅速に、民間より単価を安くしてあります。

 ・表示登記相談業務 助言

 ・公開セミナー開催(防災、境界問題、外)

 ・大規模自然災害等支援事業・各市町村と提携契約(阪神淡路 東日本地震の災害想定)

 ・桜島地殻変動調査GPS協力

 ・都市再生街区基準点亡失調査協力

 ・裁判外紛争解決手続き(ADR)センター運営

 ・法務局の筆界特定手続の調査委員

私自身の職業奉仕の実践について

職業分類 土地家屋調査士

職業分類として業界を代表としているか。平成15~16年調査士会会長経験後、法務大臣

表彰、現在名誉会長に就任中である。

真実かどうか・・・我々の仕事は、真の境界を求めることです。

みんなに公平か・・・中立性を求められ、依頼者の側には立ちません。

好意と友情を深めるか・・・対象を限らず、あらゆる境界に関する相談を常に受けています。

みんなの為になるかどうか。・・・我々の仕事が紛争予防に貢献している。

業務のほとんどが奉仕であり倫理観、高潔性なくしては出来ません。守秘義務があります。

土地家屋調査士会長時代の判断基準として常に、四つのテストを考慮しながら仕事をしてきました。

自分なりに職業奉仕の検証を行ったつもりです。職業柄、合格と思います。

私の職業奉仕についての思い

1.個人の倫理観 品位・高潔性を持って業務を行うこと。

2.RC会員は 職業奉仕の実践者であるからロータリーの会費が払え、厳正なる審査を経て入会を許されているから 入会時点で職業奉仕の実践をしているロータリアンだと思います。

 職業奉仕がロータリーの真髄であるというが、私にとっては一般常識かなと思います。

 2012~13年の地区大会でPGの深川純一さんは職業倫理については、ただロータリアンが実践しな

いだけだ。・・・ともありました。

ではなぜ、ロータリーは まだまだ奉仕を唱えるか。RCの真の目的は何か。

 やはり、職業奉仕の理念を理解した会員同士、クラブ全体が残りの4大奉仕に努めるべきで

あろうと言っているのでしょう。

私は思います。超我の奉仕等の理念はわかった。後は、実践あるのみ。いままで我がクラブに

足りなかったのは実行である。

しかしやっと社会奉仕事業実践として車椅子バスケット支援が始まり、我がクラブのメイン事業に育っていく感があり喜ばしい事です。これこそ継続でしょう。

最後に 

大迫パストガバナーの「課題解決への提言」を読んで

・ロータリーの全体を知識としてのみを捉えるのでは真の理解ではない。基本理念の理解と

実践こそが真のロータリーの理解である。

・会員卓話 「仕事への思いと我が人生」のスピーチを、会員研修の場でもどこでもして欲しい、職業奉仕の原点だから・・・に特に共感しました。

ロータリーはシンプルに捉え、職業奉仕は常識的行動であると考えます。