私の職業奉仕(鹿児島西RC・新穂 恵)

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氏名:新穂 恵

1.「仕事(職業)の紹介について」

 ㈱リブテックという会社を経営しています。業種は、建設コンサルタント業(測量設計)で、公共事業4割、民間事業6割の割合で業務を受注しています。

38年間、土木設計に携わって、都市計画が得意分野であります。

公共事業は「道路・河川砂防・上下水道・区画整理」に伴う造成設計が主体で受注しています。

民間業務は、開発許認可に伴う設計が多く、30代のころはゴルフブームもありまして県外2箇所、県内3箇所(旧松元町のゴルフ場、入来町のゴルフ場、種子島町のゴルフ場) の設計、許認可に携わっていました。

40代・50代は民間型の区画整理法による大規模宅地造成・大型ショッピングセンター、病院、学校法人及び企業のグランド等の設計、最近では、約4年前から再生エネルギー等での受注も多く、県内外の太陽光発電を主体とする大型造成を初め、風力・水力等の設計に携わっています。

現在まで約200件程度の設計・許認可業務において設計者として県、市に登録されています。

 

2.「この職業に就いた経緯」

 大学で土木工学を専攻し、卒業後地元の建設会社で現場監督として約3年従事、その後測量設計コンサルタント会社に約20年間会社勤めを経験し、42歳で独立しました。

 

3.「RCに入会した経緯と動機について」

私の古い友人である平成26年度幹事であった七枝さんより、ロータリー入会のお話があり、2回ほど幹事ゲストに招かれ出席し、例会の雰囲気を見て入会することとしました。

 

4.「ロータリアンとして職業奉仕にどのように取り組んでいるか」

 弊社は、永年、県内外デベロッパーより、土地の有効活用を目的とした開発許認可に伴うコンサル業務が多く、発注者のニーズにあった計画性と経済性を重視し、仕事に取り組んでいます。

 常に社員に、発注者側に立って最善の努力をし、より良い成果を残し技術サービス徹し、次に又依頼されるよう仕事に取り組むよう指導しています。

 

 

 

 

 

5.「将来の展望について」

弊社は、約2年前から土壌改良技術工法の特許を得ている会社と技術提携しております。

土壌の透水性と保水性を兼ね骨材に団粒化剤を加えた工法(トース土工法)で、第3回国連の防災世界会議にも採用され、平成29年2月組合が設立され、技術研究組合法第7条による国土交通大臣認可組織の特別研究団体として(国・官・技236号)で認可されました。

弊社も認可番号37号で全国トース技術研究組合員になりました。

当工法は、雨水の一時的な貯留(雨水流出抑制)、保水性の向上(地表面の温度上昇抑制)、

雨水地下浸透貯留(災害時の生活用水)等で減災、防災に役立つのではないかと思います。

今後、学識経験者と共同で、基本表層工法、路盤・吹付・防草・地下貯留工法における設計の分野で活躍が出来ればと思っています。

 

6.「失敗談、成功談そこから学んだもの」

 弊社は、公共発注及び民間発注の建設コンサルタントで技術専門会社であり、調査及び基本計画を立案、完成形を頭に描き、基本設計及び実施設計という業務工程で成果品とします。

又、民間事業においては、発注者側の意向を十分尊重し、経済性のある設計で許認可申請に伴う関係法令の手続きを行う方法で業務を行います。

現場も地形、地質、排水状況も場所によって違い、経験の浅い職員は経験不足で初歩的なミスも有り、又重大なミスを行うと莫大な損害を与えかねない為、上席の照査技術者のチェックを受けるシステムとなっています。

常に設計に取り組む際は、「疑問視」の意識を持ち業務に取り組み方法で、ミスを防いでいます